2021.03.24
本当にいいモノが市場に出回らない、いいモノを淘汰してしまう日本市場のカラクリ

最近、オーガニックやら身体にいいモノ、
またはオリジナル商品など、こんなにモノが溢れているのに、
探しているモノが見つからない日本市場。
これは流通に問題があります。
また、利益優先、合理化優先という
私達消費者にとって不都合な理由があります。
みなさんも経験があると思います。
旅は楽しく、その地域でしか味わえない食事、食べ物、工芸品など
探しているのに、
「これうちの近所でも売ってる」
「これわざわざここで食べなくても家の近所でも食べれる」
ということ。
私は経営者の立場ですが、
商品を納入したい時に相当な条件が課されるのです。
ざっくりですが、
・年間通して、月に○個納入して欲しい。納入できなければペナルティで罰金。
・お野菜など、サイズなどの規格があり、この大きさで月に何個絶対条件。
となると、
自然に育ったお野菜に「何センチのこういう大きさに育ってね」
って育ってくれるわけがありません。
お野菜の場合だいたい3割は規格に合わず破棄。

お魚でも同じこと。
雑貨でも、加工品でも同じこと。
そして、納入先の上司が代わり突然取引中止。
言われたとおりの生産をクリアするために多額の設備投資をして、
はい、さようなら・・・
日本で流通に乗るためには、とんでもないリスクがあるのです。
ですから、生産者さんも
添加物を使おうと、農薬を使おうと、数字クリアに必死になってしまうのです。
農家さんも販売用のお野菜には、
販売できる条件のお野菜を育てるために
農薬・化学肥料・出どころのわからない有機肥料などを使います。
たくさん収穫しなければいけませんからね。
だけど、自分たちが食べるお野菜は
農薬など使わずに分けて生産している事が多くあります。
本当にいい商品は、
自然に任せているので、来年何個収穫できる
とか、
自然のモノを加工する商品も
その自然の商品がどれだけ手に入るか
その時々にならなければわかりません。
なので
流通に乗ることができない。
=
私達の手元に届かない。
という方程式が成り立つのです。
木材なんかも、ホームセンターで購入すると高いですが、
ちょっと田舎に行けば使える木材が超安価でゴロゴロ転がっています。
お魚も、お野菜も、ジビエも・・・
ジビエなんて
購入すると100gで1500円以上します。
牛肉以上に高額です。
このジビエは田舎へ行くと買うものではなく、
貰うもの。
理由は獣を仕留めて1時間以内に捌く工場へ運ばなければ
販売してはいけないルールがあるからです。
あんな重たいシカやイノシシ担いで
山道を1時間以内で降りることができますか?
こういった役人側、販売側の都合で
日本市場は成り立っているのです。
行き場のない、私達が探している本当にいい商品は
流通に乗ることができないのです。
これが現実です。
行き場のない規格外のお野菜が山ほど捨てられています。
行き場のない立派な木材が山に転がっています。
行き場のないお魚がたくさん破棄されています。
自国で生産された商品が
こうやって行き場がなく捨てられている。
本当にいい商品を生産されている方々が
どんどん消滅していかざるを得ないのです。
日本は食品破棄、食品ロスは世界一です。
思いっきり、環境後進国。
利害関係者が
恩恵を受けるために仕組みは
変わらないと感じています。
せめても私達消費者が
商品の背景を知って、
賢く選ぶようになれば、
売れなければ企業自体も
変わらざるを得ないとも感じています。
売れちゃうから、変わらないんですよね。
企業はたくさん販売するために
メディアを使い、宣伝します。
口に入れるもの、身体につけるもの、住宅など、
たくさん販売できるという裏側には
こうした条件をクリアしたものと認識されれば
私達にとって
いい商品な訳がないと理解頂けると思います。
もちろん、いい商品で流通に乗っている商品もありますが、
ほんの一部です。
もしくは、一部の店舗でしか販売されていません。
理由は、たくさん作れません。
だから地産地消が一番いいんですけどね。
「市場でオーガニック商品買えるよ!」
って思われる方、
裏面見てください。
「無添加」と表記していい添加物がほとんど入っています。
こうでなければ、流通に乗らない日本市場のお話でした。
またはオリジナル商品など、こんなにモノが溢れているのに、
探しているモノが見つからない日本市場。
これは流通に問題があります。
また、利益優先、合理化優先という
私達消費者にとって不都合な理由があります。
みなさんも経験があると思います。
旅は楽しく、その地域でしか味わえない食事、食べ物、工芸品など
探しているのに、
「これうちの近所でも売ってる」
「これわざわざここで食べなくても家の近所でも食べれる」
ということ。
私は経営者の立場ですが、
商品を納入したい時に相当な条件が課されるのです。
ざっくりですが、
・年間通して、月に○個納入して欲しい。納入できなければペナルティで罰金。
・お野菜など、サイズなどの規格があり、この大きさで月に何個絶対条件。
となると、
自然に育ったお野菜に「何センチのこういう大きさに育ってね」
って育ってくれるわけがありません。
お野菜の場合だいたい3割は規格に合わず破棄。

お魚でも同じこと。
雑貨でも、加工品でも同じこと。
そして、納入先の上司が代わり突然取引中止。
言われたとおりの生産をクリアするために多額の設備投資をして、
はい、さようなら・・・
日本で流通に乗るためには、とんでもないリスクがあるのです。
ですから、生産者さんも
添加物を使おうと、農薬を使おうと、数字クリアに必死になってしまうのです。
農家さんも販売用のお野菜には、
販売できる条件のお野菜を育てるために
農薬・化学肥料・出どころのわからない有機肥料などを使います。
たくさん収穫しなければいけませんからね。
だけど、自分たちが食べるお野菜は
農薬など使わずに分けて生産している事が多くあります。
本当にいい商品は、
自然に任せているので、来年何個収穫できる
とか、
自然のモノを加工する商品も
その自然の商品がどれだけ手に入るか
その時々にならなければわかりません。
なので
流通に乗ることができない。
=
私達の手元に届かない。
という方程式が成り立つのです。
木材なんかも、ホームセンターで購入すると高いですが、
ちょっと田舎に行けば使える木材が超安価でゴロゴロ転がっています。
お魚も、お野菜も、ジビエも・・・
ジビエなんて
購入すると100gで1500円以上します。
牛肉以上に高額です。
このジビエは田舎へ行くと買うものではなく、
貰うもの。
理由は獣を仕留めて1時間以内に捌く工場へ運ばなければ
販売してはいけないルールがあるからです。
あんな重たいシカやイノシシ担いで
山道を1時間以内で降りることができますか?
こういった役人側、販売側の都合で
日本市場は成り立っているのです。
行き場のない、私達が探している本当にいい商品は
流通に乗ることができないのです。
これが現実です。
行き場のない規格外のお野菜が山ほど捨てられています。
行き場のない立派な木材が山に転がっています。
行き場のないお魚がたくさん破棄されています。
自国で生産された商品が
こうやって行き場がなく捨てられている。
本当にいい商品を生産されている方々が
どんどん消滅していかざるを得ないのです。
日本は食品破棄、食品ロスは世界一です。
思いっきり、環境後進国。
利害関係者が
恩恵を受けるために仕組みは
変わらないと感じています。
せめても私達消費者が
商品の背景を知って、
賢く選ぶようになれば、
売れなければ企業自体も
変わらざるを得ないとも感じています。
売れちゃうから、変わらないんですよね。
企業はたくさん販売するために
メディアを使い、宣伝します。
口に入れるもの、身体につけるもの、住宅など、
たくさん販売できるという裏側には
こうした条件をクリアしたものと認識されれば
私達にとって
いい商品な訳がないと理解頂けると思います。
もちろん、いい商品で流通に乗っている商品もありますが、
ほんの一部です。
もしくは、一部の店舗でしか販売されていません。
理由は、たくさん作れません。
だから地産地消が一番いいんですけどね。
「市場でオーガニック商品買えるよ!」
って思われる方、
裏面見てください。
「無添加」と表記していい添加物がほとんど入っています。
こうでなければ、流通に乗らない日本市場のお話でした。