2022.10.25

野菜と思って食べてる「シソ」、実は漢方でも使う薬草だった

普通にスーパーで購入できる「シソ」
お野菜の1つと思っていたら
これは和漢でも中医学でも生薬として
珍重されている葉っぱだったのです。

 

シソには品種が多く、
普段私達が食べている青ジソに、
赤シソ、エゴマは同一のDNAだそうです。

 

太古の時代に大陸から入ってきたようで
日本では縄文遺跡からもシソの種が見つかって
日本人にとってはDNAレベルで
細胞に刻まれている葉っぱの1つです。

 

生薬は赤シソだけ。

 

普段食べている青じそでも
食中毒防止になるため、
お刺身のツマに使われています。

 

赤シソの生薬名は各部位ごとに違います。
・ソヨウ(葉)
・シンソ(種子)
・シソコウ(茎)

※薬効
漢方では夏に採取して乾燥させた葉を使い
気が停滞している状態を改善する薬物、
精神を安定させる目的で使っています。
薬局で販売されている
風邪のひき始めに使う「香蘇散」という漢方は
主成分は実は「赤シソ」です。



葉・種子・茎ともに
解毒・鎮痛・鎮静・嘔吐・食欲不振の
治療で使われています。

赤シソの葉を500ccの水で半量まで煎じて
食間に1日3回に分けて服用するという
驚くべき、実は漢方だったという赤シソです。

お魚などで蕁麻疹が出たとき、
刻んだシソを湯に入れて「シソ湯」にして
飲むと改善されるとも言われています。

 

 

※シソの取り入れ方法
・赤シソ
梅干し・シソジュース、七味唐辛子など
・青シソ
皆様御存知の通りです。
家庭菜園で大量に採れるときのオススメは
ジェノベーゼソースです。

 

※シソの栄養価
青じそはビタミン・ミネラルが豊富。
特にβカロチンとカルシウムの含有量は野菜の中でもトップクラスです。
その他栄養価以外にも食物繊維も豊富。

青シソも赤シソも栄養価はほとんど同等ですが、
赤シソだけにはアントシアニンが豊富に含まれています。
ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があります。

摂取の注意事項として、
市販のシソは大量の農薬が使われているのが問題です。
家庭菜園でも、放置で育つシソになぜにそんなに農薬を
撒くのか不思議です。
バッタ類がシソ科を大変好み、
家庭菜園でも、バッタにたくさん食べられます。
それが原因なのかもしれませんが、
少しばかりバッタが食べても、
無農薬のシソを摂取することをオススメします。

 

※その他雑学
シソ(紫蘇)の名前の由来は、都市伝説ですが、
中国で若者がカニによる食中毒で死にかけたとき、
シソを煎じて飲ませたところ回復したことから、
「紫の蘇る草」ということでシソ(紫蘇)になった説が一番有力です。
食物繊維が豊富ではありますが、
シソの食物繊維は特に「不溶性食物繊維」が豊富です。
不溶性食物繊維のメリットは便の量を増やし、
腸を刺激し便通を即し便秘の解消になります。

 

※覚書
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se52/se5200043.html

 

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