2021.06.28

原種のお野菜と遺伝子操作されたお野菜

現在一般的に購入できるお野菜は
遺伝子組み換えされたF1という品種が99%占めています。

原種と呼ばれるお野菜は絶滅危惧種に相当するほど
出会うコトがない貴重なお野菜です。

両方メリット・デメリットがあります。
簡単に言いますと、
「F1品種は現代農業を支えるメリット」
「原種は人類を救う可能性を秘めるメリット」

があります。

 

 

F1品種は大量生産に適するために、
たくさん収穫できたり、
除草剤などへの耐久性があったりします。
また、農薬、除草剤、化成肥料と一緒に栽培すると
とても育てやすく、たくさん収穫できるメリット
があります。

デメリットは
種は発芽しない仕組みになっていますから、
毎年、毎回、苗を購入しなければいけません。

また基本的にケミカルな力で
育てられた苗なので、
自然の脅威に弱く、
お野菜が収穫できるまで、
肥料の投入、殺虫剤の使用なと手がかかる場合があります。

 

 

原種の種は、
収穫や品種が安定しない。
同じ種でも、生育状況が全然違ったり、
収穫できるお野菜も大きさがバラバラ、
と収穫に不安定です。

人間で言ったら、
F1品種の人間だと、

男性は身長170cm以上、ハゲない。
女性はバストCカップ以上、ウエスト60cm
と均一化できるような感じです。

市場に合わせたものを生産できるのです。

 

原種の種のデメリットは
今の人間界でも同じように
身長160cmの男性もいれば、180cmの男性もいる。
ハゲていない男性もいれば、そうではない男性も。
ウエスト58cmをアラフィフになってキープしている
女性もいれば、そうでない女性もいる。

原種はこんなようなものです。

 

メリットとしては、環境適応能力が強く、
その土地で生きていく為に必要な遺伝情報を
保有する特性があるため、
そのうち土地の気候や風土に適合し、
葉を食べてしまう虫を寄せ付けないよう、
自ら虫を寄せ付けない匂いを発するようになります。

また生命力が強いため、
肥料を与えなくても、放置であっても、
自分たちで勝手に環境に適合して
勝手に育ってくれて、
手がかかることが一切ありません。

 

どちらにもメリット・デメリットはあります。

 

私は家庭菜園に時間をかけられていられないので、
原種の種を購入し、放置農法でお野菜を育てています。
育てると言うか、勝手に育ってくれています。
また生命力が強いので、
とにかくいつまでも元気。
腐らない・保存が効く。

 

ちなみに昨年は夏に収穫する為に
植えたピーマンは
結局真冬の1月まで実をつけてくれました。

(初雪とピーマンのコラボ)

 

F1品種であれば、ホームセンターでお手軽に
苗を購入できます。

 

原種であれば、下記サイトで原種のお野菜の
種を購入することができます。
野口の種
https://noguchiseed.com/hanbai/