2025.10.27

自分のキャパを広げる大切さ

自分のキャパって自分ではなかなかわからないもの。
自分が全然できないと思っていることが、実はできることも多いし、
逆に自分でできると思っていても、全然できていないことも多いのが現実。

 

そのバロメーターとなるものが、
自分がどんな世界で生きてきて、何をやってこれたか?
という振り返りとどんな世界で生きたいかという自分の希望です。
その差が学びとなります。


実際にあった例ですが、
昔、インディーズのバンドマンで、名古屋では大人気でファンがたくさんいた。
一見、人より抜きん出ているように思うものです。
その彼が上京して1ヶ月経った時に電話をくれてこう言いました。
「オレ、自分のことできると思っていたけど、東京へ来たら、
オレみたいな人たくさんいて、オレなんて全く通用しないよ。」
って。


彼のキャパは名古屋ではできる人ではあったけど、
同じ業界でも東京へ行けば、ただの普通の人だった。
ヘタをすると、全くの素人でも彼より才能がある人がゴロゴロいる世界。
そんな東京で成功するためには、
自分のスキルやうつわを広げないと通用しない
ということ。



悔しいけど、それが現実。

 

 

ここを受け入れ認めれる人、そしてさらに成長しようとする人は、
望む世界で生きていける自分になっていくものです。

 

 

ここを顧みず、
「自分はいままでできた」
「自分はわかっている」
などと内観する努力もせず、言い訳ばかりしたりしていますと、
どんどん自分が置いていかれる焦りと
それに追いつこうと空回りし始め、自爆してしまう。


身近にいる目指したい人に追いつこうと背伸びをして
自分を見失い、自爆していく。


結果、彼の場合でしたら
「名古屋に帰る」しかないのです。


目指す世界では通用せず、
自分の元の場所へ戻っていくしかない。


でも、誰でも望む世界で住むことができるのに、
なんでこんなコトが起きるかと言いますと、
「自分のキャパを広げる努力」=「内観力」
に目を向けれていないから。

 

もう1つは
「自分は今までできた」というプライトが捨てれない。
そして、できないクセに偉そうなことを言ってみたりする。

 

中途採用の新入社員に結構いるものです。

 

 

前の会社でどれだけ実績を積んできたか知らないけど、
新しい会社で、できるつもりでモノを言う。
大変煙たがられる存在になるもの。


目指す生き方を求めるなら、
まずはそこに、
自分のうつわを合わせる努力が必要で、
それが日々の生活の中で起きる
人間関係や仕事の中が練習の場。


なぜ注意されたのか?
なぜ相手の機嫌を損ねたのか?
なぜ自分は効率がわるいのか?



一番の解決方法は、
目指す人をとにかく観察して、
自分と比較すること。


そうしますと、自分の足りない部分が見えてくるものです。
もちろんおかしな人がいるもので、
何でも自分が悪いと思うのは危険です。
そしておかしな人へは、
それ相応の対応を身につけることはできます。



これを繰り返していますと、
どんどんキャパが広がり、
一歩一歩、自分が住みたい世界に近づいてくるものです。

 


成長のカギは観察力が全てかもしれません。



私も20代の頃、
素敵な大人を見ては、
「こんな大人になりたい」
と、言動をジーッと注視して、
真似て見たり、
対応方法を自分と比較してみたり、
必死になって自分磨きをしたものです。



そして、磨けているかどうかのバロメーターは
自分の周りの人間関係が一番わかり易い。



私はどんどん付き合う人たちが変わっていったものです。



本当に類友の法則って、理由なく法則と思っています。



自分のキャパを広げることは、
本当にしんどい事もたくさんあります。
認めたくない自分、勘違いしている自分、
オエッ〜っと吐き気が出るほどの
姑息な自分と出会えることもあります。



ここの蓋を開けることが一番大切。



なぜなら、
どんなに装っても、化けの皮は剥がれる時代です。
潜在意識の波動やエネルギーに合ったものが
引き寄せられるし、
背伸びをしても、元の世界に戻らざるを得ないから。

 

田舎でも、
同じ田舎という地域でありながら、
自分らしく地域の人たちと仲良く暮らしている人もいれば、
殺伐とした人間関係、まるで修羅の世界で生きている人もいます。



田舎だから、都会だから・・・
関係なく、
どんな環境へ行っても、
分相応の暮らしが待っているものです。


ここで注意ですが、
環境を変えて
切磋琢磨できればOKですが、
ストレスで体調不良が続くようでしたら、
即逃げたほうが身のためです。
おかしな人もいるものです。
できないこともたくさんあるものです。



頑張ることも必要ですが、
逃げる勇気も必要。


 

この辺りのバランスは大切。
見極めはそれぞれの感性と経験かもしれません。